位置
見どころ
ハトシェプスト女王葬祭殿は、ルクソール西岸デイル・エル・バハリの石灰岩の断崖の麓に建つ、古代エジプト第18王朝の女性ファラオ、ハトシェプスト(在位・紀元前1473年頃〜1458年頃)の葬祭殿で、建築家センエンムウトの設計と伝えられます。断崖と一体になったように連なる3層のテラスと列柱は、3500年前の建築とは思えないほど洗練され、古代エジプト建築の傑作として知られています。ポーランドとエジプトの合同調査・修復隊が数十年にわたり作業を続けており、2026年現在も、復元されたオシリス形の女王像や、近年の発掘(谷の神殿の基礎や奉献埋納品など)の成果を見ることができます。王家の谷のすぐ隣にあり、西岸半日観光の中心として組み合わせて訪れるのに最適です。
注目ポイント
- 断崖と見事に調和する3層のテラスと中央の長いスロープ。正面下方から全体を収めると写真が最も映えます。
- 中央テラスの列柱にある『プントへの遠征』の浮き彫り。女王が送った交易船団や乳香の木、異国の品々、プントの人々の家が生き生きと刻まれています。
- 『神聖なる誕生』の列柱。アメン神を自らの父とし、女性ファラオの正統性を主張した政治的な物語が描かれています。
- 左手のハトホル礼拝堂(ハトホル女神の顔を刻んだ柱)と右手のアヌビス礼拝堂。彩色が比較的よく残っています。
- 最上段テラスのオシリス形ハトシェプスト像と、岩を掘り抜いて造られたアメン神の至聖所。後世にトトメス3世が削り取った女王の名や姿の痕跡にも注目してみてください。
注意事項
- 安全白い石灰岩のテラスは照り返しが強く、日陰がほとんどありません。開門直後の早朝に訪れ、水・帽子・サングラス・日焼け止めを必ず持参してください。
- 季節快適なのは10〜4月です。訪問時期の7月など夏は日中40度を超えることも多いため、午前の早い時間に見て回り、真昼の暑さは避けるのが安全です。
- 注意駐車場や入口付近で『無料』とスカラベや飾りを手渡し、後からチップ(バクシーシ)を要求したり、警備員が立入禁止区域を開けて写真を撮った後に金銭を求めたりする例がよくあります。不要なら最初からきっぱり断りましょう。
- ルールエジプトはキャッシュレス化が急速に進み、窓口で外国人の現金を受け付けないこともあります。ビザ/マスターカードを用意するか、観光・考古省の公式ポータルでQR電子チケットを事前に購入しておくと安心です。
- マナートイレや道案内など小さな手助けには5〜20ポンド程度の少額バクシーシが慣習なので、小額紙幣を用意しておきましょう。屋外の遺跡のため、肩や膝を覆う控えめな服装が現地の感覚に合っています。
- 安全西岸は公共交通が乏しく、多くはタクシーやツアーで訪れます。各所の観光警察の検問は通常の手続きです。ラクダやロバの客引きはしつこいことがあるので、先に料金を決めるか丁寧に断りましょう。
実用情報
神殿はルクソール西岸にあり、チケット売り場から約500mです。徒歩でも行けますが、少額の電動カートも利用できます。王家の谷(約1.5km)やメムノンの巨像と組み合わせると午前半日のコースに最適です。開門は概ね午前6時(閉門は冬季17時・夏季18時頃)、大人の入場料は2025年末時点で約440エジプトポンド(学生220ポンド)ですが、営業時間や料金は変わるため、訪問前に観光・考古省の公式サイトで最新情報の確認が必要です。
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周辺の観光地
出典 · https://egymonuments.gov.eg/en/monuments/hatshepsut-temple/ · https://egymonuments.com/details/HatshepsutTemple · https://ja.wikipedia.org/wiki/ハトシェプスト女王葬祭殿 · https://4travel.jp/os_shisetsu/10265633 · https://whc.unesco.org/en/list/87
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