ラ岬(Pointe du Raz)は、フランス・ブルターニュ地方フィニステール県、カプ・シザン半島の先端にある片岩の断崖の岬で、イロワーズ海へ約72メートル切り立つ崖と、その足元で渦巻く潮流「ラ・ド・サン(raz de Sein)」で知られます。しばしば「フランス最西端」と紹介されますが正確には違い(本当の最西端は北のコルサン岬)、それでもブルターニュ随一の荒々しい海岸景観として年間約100万人が訪れます。1990年代末に岬の上にあったホテルや商店を撤去し、施設を800メートル内陸へ移して自然を復元した「グラン・シット・ド・フランス(フランスの名勝)」で、遭難者の聖母像と現役の海軍セマフォールだけが残り、沖にはラ・ヴィエイユ灯台とサン島を望めます。2026年7月現在は最盛期で、ビジターセンターとシャトルも通常営業しているため、風と天候への備えさえあれば半日の海岸散策に最適です。
岬はD784号線の終点にあり、カンペールから車で約1時間、自然区域と駐車場は通年で開いています。ビジターセンター(Maison de site)はおおむね3月下旬〜11月上旬の営業で、駐車のエコ拠出金(乗用車で約8ユーロ、11〜3月は無料)と、センターから岬先端を結ぶ800メートルのシャトル(片道約1ユーロ、身体の不自由な方や小さな子どもは無料)があります。料金や営業時間は必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。