ガーズィ・カースィム・パシャのモスク(Gázi Kászim pasa dzsámija)は、オスマン統治下の1543~1546年、征服者カースィム・パシャが取り壊した聖バルトロメオのゴシック聖堂の石材を再利用して建てたイスラム礼拝所で、ハンガリーに現存するオスマン・トルコ時代の建築としては最大かつ最も重要な遺産です。1702年のハプスブルク再征服後にローマ・カトリック聖堂(聖母奉献=ろうそく祝別の聖母教会)へ改築され、1766年にはイエズス会がミナレットを取り壊しましたが、緑のドームやメッカを向くミフラーブ、尖頭アーチ窓、漆喰に残るクルアーンのアラビア語銘文が二つの宗教の歴史を今に伝えています。2026年現在もミサが行われる現役の教会で、中心部セーチェニ広場の頂に建つ街のシンボルとして、ペーチ観光の必見スポットです。
ペーチはブダペストから列車(約3時間)またはバスでアクセスでき、モスクは中心部セーチェニ広場の頂(Széchenyi tér 20)に建ち、鉄道・バスターミナルから徒歩約15分です。開館時間は季節(夏・冬)とミサの予定で変わり、2026年時点で入場料は大人約3,600フォリント・割引約2,900フォリント・家族券約7,200フォリント程度ですが、料金と時間は必ず訪問前に最新情報をご確認ください。