位置
見どころ
ボホール州パングラオ島の北西端にあるドルジョ・ビーチは、「アジアのフリーダイビングの首都」と呼ばれる深度トレーニングの拠点です。岸から15mほど泳げば届く水深50mの常設ラインに始まり、同じ湾内に80mと130mのブイ、リーフの外には水深300m超の海域に浮かぶプラットフォームがあり、初めての20mから国内記録級の挑戦までが同じ海で成立します。サーモクラインはほぼなく、流れとうねりも弱め。水温は通年26〜30℃、透明度はおおむね15〜30mで、3〜5月には30〜40mまで抜けます。2026年7月13〜23日には第10回AIDAアジア・フリーダイビング・カップが開催され、競技ロープは最大145mに設定されました。
注目ポイント
- 岸から短く泳ぐだけで使える水深50mの常設ライン。ボートなしで深度練習ができる稀な条件で、同じ湾に80m・130mのブイも張られています
- リーフの外、水深300m超の海に据えられたFreedive SuperHOMEのプラットフォーム。2024年以降ラインは6本、うち2本にカウンターバラストを備え、100m級セッションの拠点になっています
- AIDAアジア・フリーダイビング・カップの常設会場。2026年大会は7月13〜23日、最大145mのロープでCWT・FIM・CNFの3種目が争われました
- 同じ海岸線にあるナパリン(Napaling)リーフ。水面直下から落ちる壁とイワシの群れで知られ、ライン練習の合間のファンダイブ先として定番です
- AIDA・Molchanovs・SSIといった主要団体のスクールが一つのビーチに集まり、インストラクターコースまで現地で続けられます
- サーモクラインがなく穏やかな水質で、イコライジングやフリーフォールを組み立て直すのに向いた環境です
注意事項
- 安全フリーダイビングの死亡事故の主因は低酸素によるシャローウォーターブラックアウト(SWB)とLMCで、その多くは浮上直前の水深10m以内と浮上直後に起きます。深度を問わず単独潜水は禁物で、ワンアップ・ワンダウンでバディが最後の区間を迎えに来ること、ラインダイブではランヤードを着けることが前提です。深いセッションでは有料のセーフティ・フリーダイバー同行(深度帯により1〜2名)が求められるため、予約時に人数を必ず確認してください。ドルジョ沖はバンカーボートが行き交うので、ブイとダイブフラッグから離れて好きな場所で浮上せず、流された場合は水面で存在をはっきり示してください。
- 安全連日の深い潜水はフリーダイバーにも減圧症(DCS)と肺スクイーズを起こします。1日の深深度ダイブ本数、浮上速度、水面休息は保守的に設定し、血の混じった痰や咳、胸の痛み、息苦しさがあれば即座に中止して医療機関へ。ハイパーベンチレーション(過換気)はブラックアウトのリスクを上げるだけなので行わないこと。スクーバを行った日の深いアプネアや、潜水直後の搭乗も避けます。
- 安全パングラオの減圧チャンバーは2025年時点で稼働していないと報告されており、重篤な事故ではセブ(マンダウエ)まで船で1時間半ほどの搬送になります。フリーダイビング(必要に応じて大会・深度トレーニングも)を明記して補償する旅行保険やダイバー保険にあらかじめ加入し、チャンバーの稼働状況と搬送経路は渡航前に現地センターへ直接確認するのが安全です。
- ルール深いラインの自主利用には条件があります。SuperHOMEはMolchanovs Wave 3/AIDA 4以上を自主トレーニングの基準とし、それ未満はコーチ同行を求めています。大会出場には18歳以上(16歳は保護者同意)、1年以内に医師が署名した健康証明、パスポート国のAIDAナショナル会員資格が必要で、申告深度も直近3か月の自己ベスト+5mまでに制限されます。大会期間中はロープ区域が立ち入り制限されるため、日程が重なるなら使えるラインと時間帯を事前に割り当ててもらいましょう。条件は毎年更新されるため、公式ページで最新版を確認してください。
- 季節6〜10月は南西モンスーン(ハバガット)で、海面が荒れるとラインの設営やボートの出航が中止になることがあり、台風の最盛期は9〜11月です。ボホールはビサヤ中央部にあり東海岸側より台風の影響は小さいものの、中止の可能性は残ります。水が最も澄むのは3〜5月、11〜4月(アミハン)は概して穏やかです。
- マナードルジョは住民の生活が営まれるビーチで、周囲はボホール海洋トライアングルのサンゴ域です。リーフの上に立ったり触れたりせず、ナパリンなど近隣のポイントではイワシの群れを追い回したり突っ切ったりしないのが現地の作法です。サンゴに配慮した日焼け止めを使い、ビーチの入場料や環境保全費が現金で徴収されることがあるので領収書を確認してください。
- 注意浜辺で声をかけてくる非公式の「ガイド」や器材レンタル、現金前払いのみのパッケージには注意が必要です。インストラクターの資格と有効期限はAIDA・Molchanovs・SSIの公式照会システムで確認でき、ライン使用料やセーフティダイバーが含まれるかどうかは支払い前に書面で確定させておくと安心です。
実用情報
ボホール・パングラオ国際空港(TAG)からドルジョ・ビーチまで車で15〜20分、マニラまたはセブ乗り継ぎのほか、韓国・仁川からの直行便が就航していた時期もありますが路線は季節で変わるため予約前の確認が必要です。トレーニングの適期は3〜6月で、深いラインやセーフティダイバー、宿泊パッケージは大会シーズン(7月)と繁忙期に早く埋まるので事前予約をおすすめします。料金・営業時間・受講条件・チャンバーの稼働状況は変動しやすいため、各センターと大会公式ページで必ず最新情報を確認してください。
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出典 · https://asianfreedivingcup.com/aida-asian-freediving-cup-2026-competition-information/ · https://www.freedivesuperhome.com/training · https://www.freediveacademy.com/freediving-panglao-philippines/ · http://www.freedive-panglao.com/ · https://www.aidaphilippines.org/ · https://www.aidainternational.org/Events/EventCalendar
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