位置
見どころ
コロール南西のンゲメリス・リーフにあるブルーホールは、水深1〜2mの浅いリーフ上面に開いた四つの穴が、下で一つの巨大なケーブンに合流する地形です。入口が浅いため素潜りのまま穴の内側まで降りて光のカーテンに正面から出会うことができ、外側の壁はそのまま40mへと落ちていきます。水温は年間を通して28〜30℃、透視度は20〜30m以上の日が珍しくなく、隣接するジャーマンチャネルではマンタのクリーニングステーションを浅い水深で観察できます。ただし2026年現在もこの海域はスクーバのデイボートが主役で、フリーダイビングは専門センターやチャーターを通じてガイド同行で行くのが一般的です。
注目ポイント
- 水深1〜2mのリーフ上面に並ぶ四つの開口部。下で一つの大聖堂のようなケーブンに合流し、太陽が高くなる午前に光の柱がもっとも鮮明になります
- 外側の大きな開口部は約26〜42m、その上の17m付近には直径5mほどの小さな窓があり、フリーダイバーが現実的に狙えるのはこの窓の周辺までです
- 開口部を抜けた先に続く垂直の壁と、キャニオンやクレバス。北へ約300m進むとブルーコーナーのリーフエッジにつながります
- ジャーマンチャネルのマンタ・クリーニングステーション。ステーション本体は水深20m前後の砂地ですが、ハイシーズンには捕食中のマンタが水深3〜5mまで上がってきます
- ネムリブカやグレーリーフシャークにほぼ毎回出会える海域。パラオは2009年に世界で初めてサンクチュアリ(サメ保護区)を宣言した国です
注意事項
- 安全浅場ブラックアウト(SWB)やLMCは前触れなく起こります。必ず一人ずつ交代するワンアップ・ワンダウンのバディ体制で潜り、単独潜水は厳禁。ハイパーベンチレーションは行わず、浮上後は最低30秒バディが目を離さないでください。「あと少しだけ」が死亡事故のいちばん多い入口です。
- 安全ケーブン内部は天井の閉じたオーバーヘッド環境です。とくに水深24m付近の狭い入口から続く「テンプル・オブ・ドゥーム」は実際に複数の死亡事故が起きている場所で、ケーブ認定と専用器材を備えたダイバー以外は立ち入れません。フリーダイバーはいかなる場合も進入しないでください。見学は開口部の真下、頭上に開けた空が見え続ける範囲までにとどめるのが安全です。ラインを使う深度トレーニングを行うなら、ランヤード・カウンターバラスト・セーフティダイバーを揃えたオープンウォーターの設営で行い、オーバーヘッド内ではランヤードがむしろ引っ掛かりの危険になることを理解しておいてください。
- 安全潮流は潮汐に合わせておよそ6時間ごとに向きが変わり、半月前後がもっとも読みにくくなります。ブルーコーナー方向は最大3ノットに達するため、フリーダイビングは流れの止まるスラックタイムに限ってください。スクーバのデイボートが常時行き交う海域なので、ブイやSMB(セーフティソーセージ)なしで水面に浮いているのは非常に危険です。
- 安全遠隔地のため医療搬送に時間がかかります。コロールのベラウ国立病院に減圧チャンバーはありますが、稼働状況と対応時間は事前に確認してください。ブラックアウト、肺スクイズ、耳や副鼻腔の圧外傷といったフリーダイビング特有の事故を補償範囲に含むダイビング保険(DANなど)を必ず用意しましょう。多くの保険はフリーダイビングを別特約として扱っています。
- ルールロックアイランド南部ラグーン一帯は許可証が必要です。ロックアイランド利用許可証と、ジェリーフィッシュレイクを含む統合許可証は料金も有効期間も別で、これまで何度か改定されているため、予約時点で最新の金額と有効日数を必ず確認してください。入国時には航空券に含まれる環境負担金(PPEF)と、パスポートに署名・押印する「パラオ誓約」も必須で、訪問はライセンスを持つ事業者を通してのみ可能です。あわせて2020年1月からオキシベンゾンなどリーフに有害な成分を含む日焼け止めの持ち込み・販売が禁止され、没収と罰金の対象になるためリーフセーフ製品かラッシュガードで代替してください。パラオ全域がサメ保護区かつ海洋保護区で、釣り・スピアフィッシングはもちろん、どんな形の餌付けも禁止されています。
- マナーマンタやサメに近づいたり追いかけたりせず、クリーニングステーションの上方に留まって下を空けておきましょう。フリーダイビングは性質上どうしても水深1〜2mのリーフ上面に近づくので、サンゴの上に立ったり手をついたりは絶対に避けてください。開口部は他のチームと共有する場所です。順番を譲り合って利用しましょう。
- 季節11〜5月の乾季が海況・透視度ともに最良で、マンタは12〜3月がハイシーズンです。6〜10月の雨季はスコールとうねりでボートが欠航したり、透視度が落ちる日が増えます。
実用情報
玄関口はコロールのローマン・トメトゥクル国際空港(ROR)で、ソウルからの直行便は時期やチャーター事情で運航が変わるため、グアム・マニラ・台北経由も併せて検討しておくと安心です。現地の港からボートで40〜60分、フリーダイビングはPalau Infinity Diveのような専門センターやチャーターでガイド同行が基本になります。料金・運航スケジュール・許可証の金額・フリーダイバーの受け入れ可否は変わりやすいので、予約前に事業者へ直接、最新の情報を確認してください。
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出典 · https://fishnfins.com/index.php/dive-palau/dive-sites-palau/ngemelis-dives/153-blue-holes-palau · https://fishnfins.com/index.php/dive-palau/dive-sites-palau/ngemelis-dives/150-german-channel · https://en.palauinfinitydive.com/basic-freediver/ · https://palaudiveadventures.com/palau-jellyfish-lake/ · https://pristineparadisepalau.com/happenings/public-notice-palau-pristine-paradise-environmental-fee-ppef/ · https://www.padi.com/dive-site/palau/blue-holes/
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