位置
見どころ
ランサローテ島プエルト・デル・カルメンの小さな砂浜プラヤ・チカは、岸から少し泳いだだけで水深5mから始まるリーフの壁が40m下へ落ち込み、その外側は100mを優に超える深海へと続く。ボートを使わず砂浜から歩いて入り、そのままディープラインを張れる——このアクセスの良さがフリーダイビングの聖地と呼ばれる理由だ。透明度は年間を通じて20〜30m前後で安定し、水温は冬で18℃前後、6〜11月には21〜24℃まで上がる。2026年現在もAIDA・SSI系のスクールが集まるヨーロッパのフリーダイバーの冬季トレーニング拠点だが、同時に島で最も混み合うスクーバのポイントでもあり、水中の空間は分け合う前提で入ることになる。
注目ポイント
- ビーチからのエントリーで、5mから始まり40m下まで落ちるリーフウォールへ。ボートなしでディープラインを設置できる稀な地形
- リーフの外側のドロップオフ。資料によって100mから150m超までと幅があり、各スクールはこの一帯にブイとラインを浮かべている
- ブルーホール(天井約18m、底約30mのスイムスルー)やカテドラル(約30mの大きな洞窟)といった地形。フリーダイバーは通り抜けず、外から見下ろすのが鉄則
- 水深12m前後の小型沈船と、ワイキキ・プラヤグランデ側の壁に付くオレンジ色のサンゴ
- エンジェルシャーク(カナリア諸島は世界有数の生息地、主に冬から春)、ジャイアントハタ、バラクーダの群れ、エイ、タコ、タツノオトシゴ
- カナリア諸島で最も降水量が少なく、冬でもトレーニングシーズンが途切れない気候
注意事項
- 安全単独でのトレーニングはいかなる場合も禁止です。ディープセッションは1対1のセーフティダイバー、ランヤード、カウンターバラストを整えた上でのみ行ってください。浅水失神(SWB)とLMCは浮上直前の最後の10mに集中して起こり、前触れなく意識を失います。その最後の10mをセーフティが迎えに行くことが大前提です。
- 安全ボートとの衝突はこの海域で実際に人命を奪っています。2024年9月26日、プエルト・デル・カルメンのエル・ポリル/ラ・ティニョサ港付近で41歳のフランス人フリーダイバーが、警告旗とオレンジのブイを出していたにもかかわらずゴムボートに衝突され死亡しました。同じ日にプラヤ・チカでもスクーバダイバー1名が亡くなっています。ブイとアルファ旗は最低条件であって防具ではありません。浮上のたびに上を見て水面を確認し、港への航路上にラインを張らないこと。
- 安全カテドラル、ブルーホール、シュリンプケーブはオーバーヘッド環境です。ライトと予備空気を持つスクーバチームのための地形であり、フリーダイバーが一息で通り抜けようとした瞬間、脱出経路の選択肢は消えます。貫通は禁止、入口の外から眺めるだけにしてください。
- ルールガイド付きセッションは通常、AIDAやSSIなどのレベル1以上の認定と16歳以上が条件で、ディープラインの使用にはさらに上位のランクや水中での評価を求める施設が多くあります。一般的な旅行保険はアプネアを補償対象外としていることが多いため、特約の有無を必ず確認してください。条件は施設ごとに異なり変更もあるので、予約前に最新の内容を確認してください。
- 季節冬(12〜3月)の水温は18〜19℃まで下がります。5mm以上のスーツを着ても長時間のセッションでは体温を奪われ、冷えはそのままイコライジングの失敗と判断力の低下につながります。貿易風が強い日は表層流が発生してラインが流されるため、ランヤードなしで潜らないでください。
- マナープラヤ・チカはランサローテで最も混雑するダイビングポイントで、各センターが9時、11時30分、15時前後にグループでエントリーします。この時間帯を避け、ラインはスクーバの動線から外して設置してください。狭い階段や器材を置くスペースも譲り合いが必要です。エンジェルシャークやタコは保護対象なので、接触・追跡・至近距離でのフラッシュ撮影は控えてください。
- 注意「ラインを貸すだけ」の格安ディープセッションには注意してください。セーフティダイバーを付けずにブイの利用料だけを取る形態は正規のコースではなく、事故が起きても保険でカバーされない可能性が高いです。AIDAやSSIの正式登録施設か、専任のセーフティダイバーが実際に付くか、酸素キットが現場にあるかを、予約前に書面で確認してください。
実用情報
空港はアレシフェ(ACE)で、日本からの直行便はなくマドリードやバルセロナなどヨーロッパのハブ経由となり、空港からプエルト・デル・カルメンまでは車で15分ほどです。ビーチエントリーなのでボートの手配は必須ではありませんが、ディープラインのセッションは事前予約制で、水温と透明度が最も良い6〜11月は枠が早く埋まります。料金・営業時間・必要な認定ランク・セーフティダイバーが付くかどうかは施設ごとに異なり変更も多いため、予約前に各施設へ直接、最新情報を確認してください。
現地レビュー📍 現地認証
まだレビューがありません。この場所にいるなら最初のレビューを残してみてください。
出典 · https://www.oceanfreedivinglanzarote.com/en/ · https://manta-diving-lanzarote.com/lanzarote-dive-sites/playa-chica-shore-dive-puerto-del-carmen-lanzarote/ · https://lanzarotesportsdestination.com/en/freediving-off-lanzarote-is-to-breathe-life-into-the-depths-of-the-sea/ · https://divernet.com/scuba-news/health-safety/2-diver-deaths-in-lanzarote-on-same-day/ · https://www.padi.com/diving-in/spain/lanzarote/ · https://www.seatemperature.org/europe/spain/puerto-del-carmen.htm
内容の報告
誤りや改善点をお知らせください。