位置
見どころ
パラワン州コロン島の石灰岩の絶壁に囲まれた閉鎖湖で、うねりも流れもなくボートの往来も管理されているため、フリーダイバーの間では「練習場であり撮影スタジオ」として知られています。湖の最深部は40m前後、実際のダイビングは35m付近までで、水深14mあたりの水温躍層を境に28℃から38℃へ一気に上がる独特の水温構造がこの湖の代名詞です。透明度は条件によっておおむね15〜30mと良好ですが、35mより下は茶色いシルト層で一気に落ちます。2026年現在もFreediving CoronやPalaOne FreedivingなどがMolchanovs・AIDA・PADI系のコースを通年で開催しており、シュノーケリング客と分けたダイバー専用エリアが設けられています。
注目ポイント
- 水深14m付近の水温躍層と塩分躍層 — 淡水と海水が接する境目で視界が陽炎のように揺らぎ、水温が28℃から38℃へ変わる区間
- 水面下へ続く鋸歯状の石灰岩スパイアと岩壁 — この湖のフリーダイビング写真・映像を象徴する背景
- 波も流れもない完全に遮蔽された水面 — ライン練習に向き、入門コースでも1〜2日で15〜20mに届くことが多い
- 平均水深20m前後で反復潜降がしやすい構造 — 中級のディープトレーニングまで対応できる
- 35m以深のシルト層と暗くなる湖底 — 近づく場所ではありませんが、この湖の地質の異様さを実感させる部分
- ツインラグーンなど近隣ポイントと組んだデイトリップ — 性格の違う水域を一日で味わえる
注意事項
- 安全絶対に単独で潜らないでください。ブラックアウト(浅水失神)やLMC(運動制御の喪失)は前触れなく、多くは浮上中に起こり、水面で見ているバディやセーフティダイバーがいなければそのまま溺水につながります。2024年11月には、友人とフリーダイビング中だった27歳のアメリカ人男性が浮上せず亡くなる事故が実際に起きています。観光客で賑わう場所という印象こそが、危険を軽く見てしまう最大の原因です。
- 安全淡水から海水へ移る境目で浮力が急変します。海で使っているウェイトのままだと水面付近で浮きすぎたり、中層で想定より速く沈んだりするため、現地でセッティングし直し、最初は浅い確認ダイブから始めてください。38℃の温水層では心拍が上がって脱水が進み、酸素消費もブラックアウトのリスクも同時に高まります。
- 安全ダウンラインとランヤードなしでの深い潜降は避けてください。35mより下は茶色いシルト層で透明度も光も急激に落ち、方向感覚を失いやすい場所です。ライン・ブイ・ランヤードを使い、カウンターバラストを準備したチームでのみディープセッションを行い、湖底に触れたりシルトを巻き上げたりしないようにしましょう。
- 安全湖への進入路は急な石灰岩の階段で、岩が鋭く尖っています。器材を持っての上り下りは転倒や切創の危険があるため、足を保護できる履物を用意してください。医療体制も限られます — コロンに高気圧治療施設があるとされていますが稼働状況は一定ではないため、出発前にスクールを通じて現在の運用状況と搬送手順(重症時はマニラへの搬送が基本)を確認しておくと安心です。
- ルールフリーダイビングは資格を持つスクールやガイドを通して行ってください。多くの事業者はコース受講者か認定取得者にのみラインセッションを認めており、スクーバダイビングには別途認定が必要です。海外旅行保険はフリーダイビングや水中活動を標準で免責としている商品が多いため、加入前に補償範囲と水深の上限を必ず自分で確認しましょう。
- 季節11〜5月の乾季が最も安定しており、6〜10月の雨季は台風や強風でバンカーボートが欠航する日が出ます。一日の中の時間帯も重要で、遅い午前から団体の観光ボートが集まり水面が落ち着かなくなるため、早朝のエントリーを手配する価値があります。
- マナーコロン島は先住民タグバヌア族が管理する聖地であり、立ち入りの規則や規制区域は示されたとおりに従ってください。石灰岩や水中の地形につかまったり足をかけたりせず、リーフセーフな日焼け止めを使うか、ラッシュガードで代用しましょう。
実用情報
マニラまたはセブから国内線でブスアンガ空港(USU)へ入り、陸路でコロンタウンへ移動、そこからバンカーボートで約20〜30分、木製の桟橋から階段を上って湖に入ります。コースは通常2日間で組まれ、乾季(11〜5月)は予約が集中するため早めの手配が安心です。入場料・環境協力金・ガイド料はコロン島およびタグバヌア共同体向けに別途徴収され、金額も徴収方法も変わりやすいため、料金と営業時間は予約時にスクールや現地事業者へ最新情報を必ず確認してください。
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出典 · https://freediving-coron.com/ · https://www.palaonefreediving.com/trainings-and-courses · https://divezone.net/divesite/barracuda-lake · https://www.journeyera.com/barracuda-lake-coron/ · https://tribune.net.ph/2024/11/21/american-champion-rower-dies-in-tragic-diving-incident-in-palawan · https://coron-freediving.com/
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